湖東総合病院 医師確保と早期改築に向けて
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湖東総合病院の前身

昭和初期、当時の農民の生活は不景気と米の不作でとてもきびしく、農民の中には、病気になっても高い医療費を支払えず、医者にかからない人がいました。この状況に町の地主の近藤泰助が立ちあがり、組合を組織して、安い料金の病院を待ち望む農民からの出資を受け、昭和八年七月、五城目医療購買利用組合の病院を開きました。新町に開業されたこの病院から、湖東総合病院の歴史が始まったのです。

近藤泰助は町のホームページ「すばらしい先輩たち」のコーナーに掲載しています >> こちら

建物の老朽化と医師不足

五城目医療購買利用組合の病院は、昭和四十三年に現在の場所(八郎潟町)に移転し、後に湖東総合病院となりました。開業以来、地域医療の大きな役割を担ってきた湖東総合病院ですが、築四十一年の建物は老朽化が激しく、早期の改築が必要となっていました。また、平成十六年から導入された、臨床研修の必修化などから、都市部への医師の一極集中が進みました。そして、県内の病院・診療所では秋田市に医師が集中したため、湖東総合病院でも医師が不足する状況となっていました。

厚生連の経営改善計画

平成九年に湖東総合病院を経営するJA秋田厚生連から、移転改築する構想が打ち出され、平成十四年には「平成二十一年に着工、平成二十三年に開院」との計画が発表されていました。しかし、その後にJA秋田厚生連の経営状況が悪化したことで、同病院の移転改築計画は延期されていました。

平成二十一年に医師の退職が相次ぎ、十月から一部病棟を休止し、規模縮小を図っていました。それでも収支は改善されず、平成二十一年十一月にJA秋田厚生連から出された経営改善計画では、湖東総合病院の「廃止」が経営改善策として最も有効な選択肢とされていました。病院を継続するためには改築は不可欠ですが、改築する場合も効率的な病院運営となるよう、収支予測から二つの条件のどちらかが必要とされていました。一つ目は入院病床を縮小しながら、現状の医療機能は維持するもの。二つ目は入院病床の縮小に加え、外来診療科も縮小し、救急機能は廃止するものでした。

JA秋田厚生連は、「地元行政からは早期に改築し、事業を継続していくことを重ねて要望されている」としながらも、「今後の事業のあり方について地元行政と県へ協議の場を求めていく」との姿勢を示しています。

地域医療の確保を

湖東総合病院改築推進協議会(会長 斎藤正寧井川町長)では、平成十八年に湖東総合病院の改築事業費の二十オを南秋田郡四町村(五城目町、八郎潟町、井川町、大潟村)が補助する協定を結んでいます。

今後も町議会とともに南秋田郡地区の地域医療を守るため、要望活動を継続していきます。また、町内会長会では、「湖東総合病院の医師確保と早期移転改築を求める署名活動」を実施しています。

なお、JA秋田厚生連は、「湖東総合病院のあり方について、平成二十二年度上期中に結論が得られるように」としているため、県と南秋田郡四町村、JA秋田厚生連で協議会を立ちあげ、湖東総合病院存続に向けた協議を進めていきます。

 

これまでの湖東総合病院改築推進協議会の流れ

構 成:南秋田郡四町村長および同町村議会議長、あきた湖東農業協同組合代表理事組合長および同理事、大潟村農業協同組合代表理事組合長

平成13年

改築に向けた協議を開始
移転用地粗造成工事完成

平成15年

同協議会は湖東総合病院を経営するJA秋田厚生連に対し「湖東総合病院移転新築に関する陳情書」を提出

平成18年

改築事業費の町村負担割合が決定

平成20年

同協議会は湖東総合病院を経営するJA秋田厚生連に対し「湖東総合病院の早期移転新築に関する陳情書」を提出

 

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